アメリカみたい
冷え込む朝
昨日は極暖ヒートテックが火を吹いて電車で一人汗をかいてたほど暖かな日差しだったのに。
でも不思議と冬の朝の空気は吸う度に身体の中から透き通っていくみたいに気持ち良かった
マスク越しに吸うとフィルターを通して空気清浄されたような気持ちになるのだけど、変だろうか?
仕事に向かう電車の中、終点で立ち上がった時前に立つ女性が綺麗に髪を巻いているのを見て、この人も朝早くから起きて、食事をして(もしかしたら食べてないかも)化粧をして、そして髪にまで時間をかけてるのかとふと思った。
別に髪がぼさぼさで起きたままだろうが、綺麗にセットしていようが、その人の勝手だからとやかく言うことはないのだけど、その時何故かすごいなと思った。えらすぎる。
同時に、今日は私も髪をセットして出てきて、良かったと思った。だって起きたそのままで慌てた心でその人を見掛けたら落ち込むから。
登りきってない太陽が差し込み眩しい駅のホーム。
西陽はあんなに眉をギュッと寄せてしかめつらになるのに、朝日は目を細めて眩しさを感じるのさえ気持ちいいのは何でなんだろう。
ふと、前を歩く駅員さんの姿。
大きな黒いカバンを持って、きっちり帽子を被ってる。運転手さんかも?
駅の外に向かって手を振るのが見えたから、私もそちらを自然と見たら、嬉しそうに手を振るお散歩中の園児たちと保育士さんたち。どちらが先に手を振ったのかな?
手を振る子どもたちに笑顔で手を振り返している大人を見たの、ディズニーランドかUSJが最後かもしれないぐらい衝撃的だった。
なぜかアメリカみたい、とその時思った。
知らんぷりできたのに、手を振り合うその温かさがなんだか新鮮で異国のようだった。
優しい朝
誰もがまっさらな気持ちで優しい朝
もしかしたらこれから誰かに怒ったり
誰かに怒鳴られたり
悲しい気持ちになるかもしれない
手を振ってもらった子どもたちも、
おともだちとケンカするかもしれない
せんせいに叱られるかもしれない
でも朝だけは誰にもまっさら
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